<Header>
<Author: 張均>
<Title: 岳陽晚景>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 岳陽晚景>
<BookPage: 250>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
晚景寒鵶集，
秋風旅鴈歸。
水光浮日出，
霞彩暎江飛。
洲白蘆花吐，
園紅柿葉稀。
長沙卑溼地，
九月未成衣。
<End Poem>
<Translation>
夕暮がた、さむざむとした鴉の群れが集まっている。秋風に吹かれて旅する雁が北の空から、この南國に歸ってくる。水面は落日を浮かべてきらきら輝きながら流れ走る。夕焼け雲は五色に照りはえ、長江にうつって飛んでゆく。さて沙洲に真白くなって蘆の花がひらき、岸の上の園林には眞赤にそまった柿の葉がまばらになりかけている。昔から長沙は卑濕の地といわれ、不健康地と相場がきまっている。はや九月の寒空になったというのに、配流の身の上は、まだ冬じたくの衣服もできていない。 うらぶれた心細い話である。
<End Translation>
<Formatted Translation>
夕暮がた、さむざむとした鴉の群れが集まっている。
秋風に吹かれて旅する雁が北の空から、この南國に歸ってくる。
水面は落日を浮かべてきらきら輝きながら流れ走る。
夕焼け雲は五色に照りはえ、長江にうつって飛んでゆく。
さて沙洲に真白くなって蘆の花がひらき、
岸の上の園林には眞赤にそまった柿の葉がまばらになりかけている。
昔から長沙は卑濕の地といわれ、不健康地と相場がきまっている。
はや九月の寒空になったというのに、配流の身の上は、まだ冬じたくの衣服もできていない。 うらぶれた心細い話である。
<End Formatted Translation>